2019年9月28日土曜日

XRAY X12 2019 _31


XRAY X12 2019


......の、話

自分自身のBLOGを遡ると
2019年の初頭に購入したらしい



飽きたというか

やってみたい事をやり尽した感が有るので

「役目を終えた」

っとでも言いましょうか

メカを降ろし
箱の中に戻しました



ヤフオク!とかで
売却しようと思いましたが

他の出品者様の商品をカンサツしてみると
1万円ぐらいで終了してる感じ

定価の半分ぐらいなら
手放してもイイと思ったけど

1万円なら
手元に置いて腐らせるか

新たに1/12やりたい人に譲るとか

必要なパーツのみ
思い付きで使うとかした方が

今後の発展につながるので
そのまま箱に入れ
棚に突っ込んだ。




んで、使って見た感じ

すでに長期に渡って
その都度、イロイロ書いてるので
イマサラ説明も不要っぽいですが

「まとめ」として書き綴ってみます


初っ端の印象は
X12のユーザーさんが
口をそろえて言うのと同じ

「アンダーステア」

アンダーステアってのも
イロイロ有りますが

ココでは「曲がらない」っと言う表現にします


曲がらない原因は
「リアがドッシリし過ぎてる」
って、感じ

コーナー手前でスロットルOFFにし
「グイっ」っとステアリング充てても
思う様に曲がって行きません

コレをコーナー入り口
ギリギリの処で
ブレーキを「チョィ」っと掛けると
「グィ」っと曲がってくれます

要するに
「減速時の荷重移動がし難い」
ってのが「曲がらない」原因


コレを解消すべく
フロントに荷重が移り易くする為に


フロントスプリングを柔らかくしたり
アライメントを曲がる方向に強くしたり
イロイロ手を施すと...

ある一定の数値から
フロントが引っかかる様な感じに成る

コーナーの頂点でクルマが止まったり
引っかかり過ぎると
リアがインリフトして前に出なかったり
ハーフスピンしたり


コレはどの車も同じでしょうが

ある一定の箇所を見つけるのに
相当な時間を費やしました


釣りと一緒で

水面から底までの位置を見極めて
ウキの位置を丹念に調節したけど
潮が満ちて来て
ウキの位置が狂ってしまう


せっかく時間を掛け「良い処」を見つけても
路面の状況が変わってしまうと

又、恐怖のアンダーステアが
顔を出し始める



フロントのイイところが見つかったら
ソコはある程度固定

結果、USスペックでしたが
EUスペックのプラ足にしたら
良い感じの処が見つかりまして

キングピンスプリングは
KAWADAさんの「青」一択で収まりました



そして...

PAN-CARの荷重移動で
非常に重要な要因を締めるのが



ピッチングダンパー

スロットルOFFにした時
リア軸に抵抗が掛かって
ピッチングが「グィ」っと動いて反応するので

ピッチングを柔らかくすると
荷重移動し易い

そう思って
ピッチングOILを柔らかくし過ぎると
反応が逆に鈍くなる


スプリングも
硬いと伸びる速度が早く成るし

立ち上がりの踏ん張りも強く成って
蹴り出しも良くなるので

硬ければ硬い程良いんだけど
ある一定の硬さを超えると

全ての行動位置でギクシャクしてしまう


ココも又、ムズカシイ処でした


一番、解り易かったのが
ダンパーの組み方

巷で「引き」で組むとか言われ
引きで組んで、
良かった事は1つも有りませんでした

ダンパーがスプリング無しの平常時
短く縮んで行く組み方だと

早く縮んで、ゆっくり伸びる
コレは真逆で

イワユル「正組み」方式

ゆっくり踏ん張って縮んで
スパッっと弾く様に伸びる

コレが一番効果的でした




XRAY X12をやって
一番学んだ処が


リアの重量

最終的に
EUスペックに使われるカーボン製のロアブレース

コレに替えた処
動きが激変しました

走行中にピッチングで
メインシャーシとロアブレースは


「ソの字」に成ったり
「への字」に成ったり

ヘコヘコ動いてるんですが

この動きが軽いと
フロントに荷重が移り易く成って
良く曲がるクルマに成った事



同じ要領で
スパーギヤを大きくし
伴ってピニオンも大きくすると

車軸からモーター離れ
ピボット軸に重量物が近く成るので

同じ様に荷重移動し易く成る事

モーター位置もやり過ぎると
初期反応ばかりが良く成って
初期ピク、後半プッシュアンダーの
タダのやり難いクルマに成るので

ある程度の限度が必要でしょう


同じ指数で回せば良い

そんな風に思いがちのピニオンとスパーですが
両社の大きさによって
クルマの挙動が大きく変わる事

このX12で大きく学びました




結果

もう一度書きますが

ロアブレースと
フロントのサスアームを
EUスペック仕様にして

ソコソコのお金を使いました

だったら
最初からEUスペックを買って
メインシャーシをUSスペックの
ジュラシャーシにした方が
正解だったでしょう。




そんな塩梅で
走行フィーリング以外での


XRAY X12 US のネガな部分



フロントバンパー

ボディのバタツキを押えるべく
ヤタラに長い物が付属しますが



付属のウレタンよりも
カーボン板の方が先端に飛び出してる

壁に当たった時
確実に死にますよね

ってか、
カーボン板が先に壁に激突すると
衝撃がシャーシに伝わって

ウン万円のシャーシを曲げるかも知れません




バッテリー押さえるL字のヤツ

縦積み様に
L字がそっぽ向いてますが

比較的柔らかいプラスチックなので
激突すると
即座にナナメに成って

なんら、仕事をしません

そもそも
バッテリーを縦に積んでる奴って
見た事無いけど

縦に積むことって有るのか??


コレは2020では
T時のブラケットで解消してるみたいですね


私のキットだけかも知れませんが


サイドスプリングの1個が
ナナメに成ってました



コロッケが美川憲一のモノマネしてるみたいです




ロアブレースの話は書きましたが


モーターマウントと
ロアブレースの三種の神器

いかんせん、
この3個が虚弱体質で
即座に曲がる

(オザキジロウくんぐらい虚弱体質)

んで、曲がったんで...って注文すると
モノスンゴイ天文学的な金額!

挙句に
取扱いメーカーが怠慢なので
パーツを注文しても入って来ない


モーターマウントは
私の様な下手糞がストックで使うなら
モーターの固定を「下側2本」でやると
「曲がり難い」と感じました。



残念な事に
スロバキアでは流行って無いのか?


リジッドアクスルでは無い



最初は純正シャフトに穴開けしましたが
途中で曲がってしまったので
他社のシャフトを多用してました




良い処は


この細身のボディマウント

見た目が華奢に見えますが

アレだけ散々
ドンガラガッシャン!っとクラッシュしても
なんら抜ける事も無く

案外、丈夫だったりしました



って、イイところを探して見ましたが
思いつきません


いかんせん
部品の値段が高額なのと
注文しても日本に無いとナカナカ入って来ない


無理して使わんでも
KAWADAさんのM300FX4が有るんで

これ以上お金を使っても
学ぶところが無いと感じ
メカを降ろしてしまいました。


以上、X12-2019 完結


3 件のコメント:

A.Hasegawa さんのコメント...

お疲れさまでした。そして色々参考にさせていただきありがとうございます。
僕はまだけっこうスペアパーツを持っているので、もうちょっと粘ってみます。とはいえ、次のクルマは何にしようかアレコレ考えてはいますが。これからもブログを読むのを楽しみにさせていただきます。

M.planning さんのコメント...

A.Hasegawaさんコメントありがとうございます。
イロイロやって十分に楽しめましたし、最後は良いタイムが出たので一旦終了しました。
X12は又ナニか思いついたら不意に復活するかも?知れません。
ストックとモデでスピードレンジが違うので参考に成るか?解りませんが
私の様なアマチュアの考えがナニかの参考に成れば幸いです。
コレからもよろしくお願いします。

A.Hasegawa さんのコメント...

こちらこそよろしくお願いいたします。

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